台風のなかで想う事
美里の杜カシータの窓からは、横から吹きつける白い雨と、大きく揺れる木々が見えています。
これだけ長時間にわたり
“暴風域”の中に入るのは、沖縄本島では久しい事とです。
「仕事&台風」の思い出として、まず浮かぶのが、小さい頃に見ていた建設会社での風景です。
私の父親が経営していた
「建設会社」では、台風前に各現場の台風対策を行った後、万が一に備えて多くのスタッフが会社で待機していました。
その間、本社3階の会議室で大人に混じって卓球をしたり、マージャンをしているの横から見ていました。
その時に必ずと言っていいほど出てくるのが
「そうめんちゃんぷるー」で、それを作るのが
父親でした。
“台風”という状況下であることと、多くの大人の人たちと一緒に食べたせいでしょうが、その時の
「そうめんちゃんぷるー」は格段に
美味しかったと記憶しています。
次に思いだすのが、銀行時代の事です。
銀行の支店や本部では台風時に出勤する
「台風要員」が決められていました。
( 因みに銀行は
「銀行法」で定められた休日以外に店を閉める事ができません。 )
「台風要員」は、主に男子行員と勤務地に比較的近い女子行員が割り当てられているのですが、そのような時にはお客さまの数もかなり少なくなるため、風除けのために半分にシャッターを下ろした支店で普段と違ったゆっくりとした時間を過ごした記憶があります。
さて
美里の杜カシータではどうかというと、当たり前ですが普段通りに勤務があります。
殆どの病院が休診で送迎は少なくなりますが、人工透析が必要なお客様や状態が悪くなる方もいらっしゃいますので、どんなに風雨が強くても送迎が無くなることはありません。
お食事も、お薬管理も、入浴も、リハビリも、普段通りに提供させて頂いています。
お客様の日常の、当たり前の生活をお手伝いするために、どんなに風雨が強くても、どんなの距離があっても出勤してくれる
チームカシータのメンバーに
感謝です。
予報では明日の朝まで沖縄本島地方は暴風域にありそうです。
自然の力なのでどうしようもありませんが、人々に、農作物等への被害が最小であることを祈ります。
皆さんもくれぐれもご用心下さい。